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500年の歴史をたずねて-私の研究と首長族-

ドク&マイ夫妻

通訳のNO-さんが、かって知り合いのマイさん(42歳150センチ位)が佇む店(軒先・縁先)まで行き、私の訪問の目的を説明し、質問に応じてくれる旨の交渉をしてくれた。

マイさんは傍で木の人形作りをしている夫のドクさん(45歳150センチ位)に語り掛け、了承をえたのだろう、表情は明るくNO-さんに了解の意を伝えている様子が伺えた。

マイさんの表情は首長族の女性の中でも既に見てきた誰れよりも聡明な印象を受けた。彼女は顔にタロ芋の粉を塗り化粧を施していた(日焼け止めなのかもしれない)

通訳のNOーさんは快く私の質問書を見ながらをマイ(妻)ドク(夫)さんに質問してくれた。

この20項目の質問は、貴方達の宣伝や私の観光を目的ではなく、人間は古来より第1~2頚椎との間に椎間板(軟骨)がないこと、その第1~2頚椎は頭骸の真下にある為、約5㎏の頭を支えている第1~2頚椎の間に歪が生じ易いこと、さらに外からの強い衝撃をうけ場合、歪が生じその歪みによって神経が圧迫され病気の素因になっていること、と云う説を唱え、その生じる歪みの除去(療法)を研究していていることを理解してもらい、首に巻く金属によって外からの衝撃を排除し又は和らげていると思量していること。

さらに次世代の医療(健康法)に大きな価値となることを願っていることを、通訳のNOーさんから説明して戴き、ご理解を戴き、喜んで協力するとのコメントを頂いた。

1問1答

その1問1答は下記の通りでした。

第1問  首を長くしている目的は何か?
習慣(伝統)です。
第2問  歴史的には何年頃から?
概ね500年位前から。
第3問  現在何人位の人が存在しているか?
5歳以上の女性は全てです。
第4問  首長にするには資格が要るのか?
資格など決まり事は何もない。
第5問  現在も施術しているのか?
しています。
第6問  誰が施術するのか?
家族や村人の皆で施します。
第7問  村に病気はあるのか?
首長に関わる病気はない。
第8問  首輪と死との直接に関わりは
全く無い。
第9問  女子だけなのか
男性にはない。
第10問 専属の医療機関は
全く無い。
第11問 独自な伝統医療があるのか
ある、自然の草や土・木・石など
第12問 薬物を用いるのか
全く無い(抗生物質・抗生薬)
第13問 首や肩に異常はないか?
全く無い。
第14問 重量はどのくらいか?
年齢によって異なるが4キロ位
第15問 首の稼動域が少ないが支障ないか?
慣れているから問題は無い。
第16問 結婚は?
女は15歳で結婚します。
第17問 出生した子供の首に変位は無いか?
全くありません。
第18問 最年長の方は何歳か?
80歳位です。
第19問 宗教的なものは?
決められたものはありません。
第20問 何歳頃から始めるのか?
5歳から始めています。

また、マイさんから私の20問の質問以外に自発的な情報を提供してもらった。

  1. 真鍮のコイルを首への巻替は、人によっても成長によっても異なるが、概ね3年に1度、村人の協力によって行っていること。
  2. 真鍮(素材)はミヤンマーまたはチェンマイの方から取り寄せている。
  3. 価格が非常に高くって困っていること。
  4. 女性が死んだら真鍮のコイルは副葬品としていること。
  5. 金具を外した死ぬんではないかと云った質問があるが、全く愚問です。
  6. 首の清潔はどうやって保っているか。
  7. いろんな国の人が来て、美しい・可愛い・など自分達の価値観とは大きく異なっていること。
  8. 首長に対し「族の先祖が、ある日精霊の怒りに触れたカヤン族の村に虎が送り込まれた、虎が 女性ばかり喉を噛み切ったため、女性の喉を保護する為に輪を嵌めた」 などとした逸話や部族 間の争いの発端が綺麗な女性がされ部族の長が、自族の女性の首に輪を嵌め救出に際し分かり易くした、他の部族も耳や鼻、顔の刺青などがあり、部族とは関係なく間違った情報が外部に広まっていると言う。
  9. コミニュケーションを保には相互に二ックネームで呼び合い、従って独自な文字も存在せず、部族間にそれぞれ独自な楽器などがあるとのこと。

リポートからは、首長族は5歳になった少女から首に真鍮のコイル巻きを施していることや男性には行わない、つまり女性の頸椎は5歳から首に巻かれたコイルによって外部からのショックが防御されている。

つまり女性の首は第1頸椎並びに第2頸椎間に生ずる歪みが生じにくい状態を維持し成長することから女性には病気がなく長命(平均80歳)真鍮のコイルの保護が不可欠であり健康の維持に大きく貢献しているのである。